レズ風俗法律相談Q&A『教えて!弁護士ばやし先生!』第九弾「プロバイダ改正法とこれからの開示請求」
レズ風俗レズっ娘グループ代表『御坊』が、風俗トラブルに強いグラディアトル法律事務所所属弁護士ばやし先生(@_devilsadvocate)こと若林翔先生に質問していく法律相談Q&Aコラムです。
前回は従来のケースでの「ネット上の誹謗中傷問題に関する費用と期間」にについてお聞きしましたが、今回は「プロバイダ改正法とこれからの開示請求」にについてお聞きしてみました。
プロバイダ改正法
まず『プロバイダ改正法』とはどういったものですか?
プロバイダ責任制限法、いわゆる『プロバイダ改正法』とは、発信者情報開示手続について定められた法律です。
この法律は令和3年(2021年)に大きな改正があり、それまでの開示手続に加えて「開示命令」という形式が追加されました。
従来の手続きでは、まずサイトの管理者(コンテンツプロバイダ)に対して、仮処分を行い、IPアドレスを割り出します。
IPアドレスは、発信者の氏名・住所等を保有している経由プロバイダを特定するために必要となります。
仮処分により、プロバイダを特定したあとに、プロバイダに対し、投稿を行った人の情報の開示を訴訟において請求します。
このように仮処分手続、訴訟と二回の手続が必要でした。しかしながら、両手続は、相手方等細かい点における主張が異なるだけで、核になる「どのような投稿がなされて、どのような権利が侵害されたのか」という部分については、同様の主張を繰り返すことになります。そのため、似たような手続を2回することになり、迂遠であるという議論がありました。
※参照 仮処分→訴訟※従来のパターン
そこで、令和3年改正においては、
これにより、
プロバイダ改正法によりどれぐらいの期間が短縮されましたか?
新しい手続では、開示命令の申立てを受けて、開示命令より簡易な要件でコンテンツプロバイダに対して、経由プロバイダの情報を申立人に対して提供するよう命じることができます(提供命令)、提供命令により判明したプロバイダに対して開示命令を行うと、コンテンツプロバイダに対する開示命令の手続が併合され、一体的に審理されることになります。
手続が一体化されるので、従来、最大9か月程度かかるといわれていた期間が3~4か月程度に短縮されたといわれています。
ただし、実際は相手方によって、対応が悪かったりするので、見込みよりも長く時間がかかる場合もあります。
特に対立の少ない事件(侵害性が明らかである)であれば、開示命令は迅速に開示まで至れるといわれています。
プロバイダ改正法以前よりもどれぐらい弁護士費用を抑えることができますか
弁護士費用は、各弁護士事務所によって異なりますが、従来2回の手続が必要だったところ、実質1回の手続で開示ができるようになるわけですから、平均すると20万円程度は費用が安くなっているのではないでしょうか。
これからの開示請求
実際にプロバイダ改正法からこうした事案は増えましたか?それとも減りましたか?
体感としては、増えたという印象はありません。
先ほど述べたように、手続が簡易迅速になったというのが改正のポイントで、いままで開示できなかったような投稿が開示できるようになったというわけではないからです。
また、弊所が改正前から開示事件を多く取り扱っていたという点も関係していると思われます。
ただし、裁判所に対する申立件数は、大幅に増加しているようです。
書き込み相手から慰謝料請求できる金額の目安
これは、どのような権利が侵害されたか、
投稿内容は、侵害の程度が大きい「過激な」
これは刑事事件から示談をする場合もあまり変わらないでしょう。
※ここでの刑事事件とは、第七弾「ネット上の誹謗中傷」
・参照:第七弾「ネット上の誹謗中傷」
最後にメッセージをお願いしました。
ネット上に誹謗中傷を書き込んでしまった人へ
従来よりも開示のハードルは下がっているといえます。
そのため、問題のある投稿をしてしまった場合開示される可能性も高くなったと言えます。
もう書き込んでしまった部分については、もうどうしようもありませんが、今後は同じような投稿をしないようにしましょう。
ネット上に誹謗中傷の被害にあってる人にメッセージへ
手続の迅速化によって、誹謗中傷を受けた際も、
まとめ
前回のコラムからお時間があいてしまった理由のひとつとして
詳細については、お伝え出来ませんが、
資料の準備や、先生方とのやり取りにかかる労力、
そのため、コラムの更新にも少し時間を要してしまった。と、
今後、
と、いうわけで
はじめて情報開示請求などをするのは、かなりの気力と労力、
もし、
御坊でした
・協力 グラディアトル法律事務所

